Google広告とは?広告の種類や設定手順を一挙解説
2024.3.17
Web広告
Web広告を始めるにあたり、Google広告の利用を検討している企業は多いのではないでしょうか。
ただ、始めるといっても
「どのように課金されるのか」
「Google広告はどういった仕組みなのか」
「Google広告はどうやって始めたらいいのか」
など、具体的な仕組みについて理解できず、最初の一歩が踏み出せない方も少なくないと思います。
そこで本記事では、Google広告の概要から課金形式、仕組み、特徴、種類、設定方法についてわかりやすく解説していきます。
目次
Google広告とは
Google広告とは、検索エンジンで国内最大シェアを誇るGoogleが提供するWeb広告サービスです。
Google広告は、ユーザーへの認知拡大、興味関心への醸成、購入やお問い合わせの向上などさまざまな目的に応じて広告を配信することができます。
さらに、配信目的によってGoogleだけの媒体だけでなく、Googleと提携する200万以上の媒体に広告を配信することが可能です。
Google広告の課金形式
Google広告の主な課金形式は以下の通りです。
課金形式 | 説明 |
---|---|
クリック課金(CPC) | 広告を1回クリックするたびに発生する費用 |
インプレッション課金(CPM) | 広告が1,000回表示されるたびに発生される費用 |
コンバージョン課金 | 1コンバージョンあたりに発生する費用 |
3つの課金形式の中で最も利用される課金形式は、「クリック課金(CPC)」と「インプレッション課金(CPM)」の2つです。
Google広告の特徴
Google広告の特徴は以下の4つです。
①詳細なターゲティング
②リーチ力が高い
③低価格で出稿可能
④成果が可視化できる
詳細なターゲティング
Google広告では、ユーザーの年齢や性別、地域、家族構成、世帯年収、興味関心に基づいた広告配信設定が可能です。
また、広告を配信したいWebサイトや、検索キーワードを指定することでその目的に合わせて広告を表示させることもできます。
このように、1つのターゲットだけでなく複数の要素を組み合わせてターゲティング設定を行うことでより自社のサービスや商品に関心の高いユーザーにアプローチすることができます。
リーチ力が高い
Google広告は、他のプラットフォーム広告よりも高いリーチ数を獲得できます。
以下のグラフは、2022年4月〜2023年4月時点でのGoogleやYahoo、Bingの国内シェア(モバイル)を示したデータです。
引用URL:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan
上部の赤線が「Google」で、下の緑線が「Yahoo」、青線「Bing」です。
圧倒的に国内シェアが多いプラットフォームが「Google」だということがわかります。
Google広告を活用することでより多くのユーザーに広告をリーチさせることができます。
低価格で出稿可能
テレビCMや新聞広告と比べて、Google広告は比較的安価で広告を出稿することができます。
Google広告は、最低1,000円から出稿を始めることができ、大手企業だけでなく中小企業や小規模企業の方でも手軽に始められるWeb広告です。
成果が可視化できる
Google広告は、ただ出稿して終わりでなく広告のパフォーマンスを分析することができます。
Google広告のパフォーマンス分析では「何人のユーザーに広告が表示されたのか」「その中で何人が広告をクリックしてくれたのか」「購入やお問い合わせに至った人は何人いるのか」など詳細な分析が行えます。
テレビCMや新聞広告だと、ここまでの分析が行えないのでGoogle広告の1つの特徴と言えるでしょう。
Google広告の種類
冒頭でも触れましたが、Google広告にはさまざまな種類があります。
以下では、Google広告の種類をご紹介します。
①検索広告
検索連動型広告は、リスティング広告とも呼ばれ、ユーザーが特定のキーワードで検索した際に、検索結果の表示されるテキスト広告です。
ユーザーの検索キーワードに基づいて広告を表示させることができるため、自社サービスや商品のニーズが高いユーザーへのアプローチが可能です。
②ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、Googleが提携する200万以上のWebサイト、65万以上のアプリに表示される画像広告のことを言います。
複数の媒体に広告を表示させることができるため、潜在的なニーズを持つユーザーへのアプローチも可能です。
③Youtube広告
Youtube広告は、動画広告とも呼ばれ、その名の通りYoutube上に配信される動画広告です。
動画は、テキストや画像よりもユーザーに与える情報量が多いためユーザーへのアクション(クリックなど)を促進させる特徴があります。
④ショッピング広告
ショッピング広告は、ユーザーが特定のキーワードで検索すると、Merchant Centerに登録した商品データを基に、検索結果に表示される画像付きの広告のことを言います。
複数の商品を広告として表示できるので、ECコマースを運営する方におすすめの手法です。
⑤デマンドジェネレーション広告(旧ファインド広告)
ファインド広告は、Youtube Home FeedやGoogleアプリのDiscover、Gmailの広告枠など、多くのユーザーが目にする配信面に広告を表示させる手法のことです。
検索広告やディスプレイ広告よりもまだ若干認知がない広告手法の1つなので、先行利益が得やすい広告と言えます。
⑥P-max広告
P-MAX広告は、1つの広告キャンペーンで検索連動型広告やディスプレイ広告、Youtube広告など、Googleが提供するサービスのあらゆる配信面に広告を表示させる手法です。
Googleの機械学習によって、より広告を最適化することができ幅広いユーザーにアプローチが可能です。
Google広告の設定方法
それでは、最後にGoogle広告の設定方法についてご紹介します。
①Google広告アカウントを開設
Google広告を配信するためには、Google広告アカウントの登録が必要になります。
登録がまだの方は、こちらからアカウントの作成を行ってください。
①Google広告アカウントのサイトにジャンプ
②次に、「今すぐ開始」のボタンをクリック
③新しいキャンペーン作成が表示されたら、「エキスパートモードを切り替える」を選択
④目標選択では、左下の「キャンペーンなしでアカウント作成」をクリック
⑤ビジネス情報では、正しい情報になっているか確認して「送信」をクリック
⑥次の画面で「アカウントを確認」を押すと完了。
②支払い情報の登録
Google広告を配信する際は、支払い情報の登録が必ず必要になります。
アカウントを登録したら、事前に登録しておきましょう。
①Google広告の管理画面を開く
②右上の「ツールと設定」を選択
③料金欄の「概要」をクリック
④左メニューバーの「お支払いの方法」を選択して、クレジットカードを登録
※登録できるクレジットカード:VISA、Mastercard、JCB、American Express
③広告キャンペーン設定
続いて、いよいよ広告のキャンペーン設定について解説します。
①Google広告の管理画面を開く
②左メニューバーの「キャンペーン」を選択して「新しいキャンペーンを作成」をクリック
③キャンペーン目標を選択
④続いて、キャンペーンタイプを選択
⑤遷移先のWebサイトを入力
⑥続いて、地域や言語、広告配信日時を設定してキャンペーン設定は完了
④広告グループ設定
こちらでは、検索連動型広告を例に解説していきます。
①キーワードと広告では、検索キーワードを設定
※設定方法は以下の2つがあります。
1, WebサイトURLを入力することで自動的にキーワードを生成する
2, 手動でキーワードを指定する
②マッチタイプを設定
マッチタイプ | 説明 |
---|---|
部分一致 | 設定したキーワードに関連した語句に対して広告が表示される |
フレーズ一致 | 設定したキーワードの意味を含む語句に対して広告が表示される |
完全一致 | 設定したキーワードと完全同じ語句で検索した際に広告が表示される |
③次に、広告の見出しや広告文、広告表示オプションを設定して完了。
※広告表示オプションの概要は以下を参考ください。
広告表示オプション | 説明 |
---|---|
サイトリンク | サイトURL以外の特設ページを追加できる |
電話番号表示 | 広告に電話番号を表示させて、電話を促進させる |
コールアウト | 広告見出しや説明文で説明できない特徴を表示させる |
構造スニペット | 商品やサービスの特徴を表示させる |
まとめ
Google広告は、国内で最もシェアのあるGoogleに配信できるWeb広告サービスです。
Google広告を利用することで、多くのユーザーにアプローチできるだけでなく、年齢や性別、世帯年収、興味関心などの細かなターゲティング設定から、より自社商材に関心の高いユーザーを集客することができます。
Googleの広告配信設定もそこまで難しいものでもないので、初心者の方でも手軽に始められる広告です。
広告を検討している方は、ぜひGoogle広告から始めてみてはいかがでしょうか。
弊社Brandist株式会社では、Google広告運用からSNS広告運用、LP制作などWeb全般のサポートを行っています。
「広告を運用してみたけど、思ったような効果が出ない…」と悩んでいる方はぜひ一度お気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
Naochan
2018年~2020年に、Google広告、オウンドメディア運営のマーケティング営業として従事。 現在はデジタルマーケティング会社にて、Webコンサルティング、Web広告、CRM・MA運用、SNS運用、SEO対策など幅広い業務に携わる。 TOEIC750点、日商簿記検定3級、情報処理Excel部門1級、情報処理Word部門1級、電卓検定1級、FP3級(ファイナンシャルプランナー)などの資格を保有。
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